Madam In Eden, I'm Adam.
Mr. Owl Ate My Metal Worm.
A Santa Lived As a Devil At NASA.
Dammit, I'm Mad!
Do Geese See God?
Doc, Note: I Dissent. A Fast Never Prevents A Fatness.
一見、何の脈絡もないこれらの文章。
「ある」共通の法則が見いだせたなら、さすがです!
実はこれらは全て上(前)から読んでも下(後ろ)から読んでも意味を成す、英語では「palindrome」、日本語では「回文」と呼ばれる文章なんです。
そして2019年9月にアメリカで「回文週」が出現しています。下の5桁の数字をご覧ください。
- 9-10-19
- 9-11-19
- 9-12-19
・・・
アメリカ式に日にちを書くと、月-日-年となるのはご存じのとおり。
つまりこれらを反対にしても
- 9-10-19
- 9-11-19
- 9-12-19
・・・とやはり同じで、9-19-19まで日にちは回文となり続けます。
この「回文週」、2011年から1年に1回出現していたのですが、今世紀は今年、つまり2019年9月19日で終わってしまうとのこと。
…しかし、残念がるのはまだ早い!!
これはあくまでもアメリカ式の年月日を採用している国でのことなので、例えば同じ英語圏でもイギリスでは日-月-年となりますし、また、イスラム暦や仏暦などを使用している国もありますから、世界のあちらこちらでまだまだ「回文週」が現れることでしょう。
それに、我が国・日本は西暦と元号の併用ですから、むしろ他の国より「回文週」が発生しているかもしれません。以前は回文日など面白い数字の羅列があった日には、消印をもらいに郵便局に並ぶ人がいました。今はデジタルでのやり取りが主になってしまったので、こうしたことがあまり話題にならなくなったのは少し寂しい気がしますね。
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