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人が集まるところ。 #02 みしまびと

3/28/2017

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人が集まるところ。 NPO法人 みしまびと
「みしまびと」という人たちを知っていますか?
三島に住む人たちが集まって自分たちの手で映画作りをしているということで、エルスリーもちょっとだけそのお手伝いをさせていただきました。
「みしまびと」ってどんな人たちなのでしょう?なぜそこに人が集まるのでしょう?
今回はそんな「みしまびと」について取材しました。

映画「惑う After the Rain」
「惑う After the Rain」は「家族とは何か。人生の喜びとは何か。」をテーマに制作されました。「映画作りで地域の未来を担う人材をつくる」ことを目標に、市民中心のグループである「みしまびと」と市民主導の地域活性化のための映画作りにおいて先駆け的な存在である映画制作会社FireWorksとが手を組んで制作したものです。監督には黒沢清監督や北野武監督の元で修行を積んだ林弘樹さんを迎え、資金集めから炊き出し・撮影・衣装・ヘアメイク・エキストラ出演に至るまで、約10,000名もの市民たちが映画制作に携わりました。制作期間は2014年4月のキックオフから2015年12月のクランクアップまで、およそ1年半です。
「映像を使って、この地域を元気にしたい」河田さん
河田 亮一さん NPO法人みしまびと 事務局長
河田 亮一さん NPO法人みしまびと 事務局長
--「みしまびと」とは?
 
河田 亮一さん NPO法人みしまびと 事務局長(以下、河田さん):「地域の未来をつくる人をつくる人=みしまびと」です。「みしまびと」プロジェクトは「この地域を元気にしたい、活性化したい」という想いを持った人たちが集まってスタートしました。
地域活性化の策として「東京から三島にドラマを誘致してくる」という案が出たのですが、せっかくなら誘致じゃなくて自分たちの手でやりたいねという話になったんです。映像を使って街を元気にするというアイデアはいいなと思ったので、地域の人たちと一緒に映画を作ってみることにしました。映画作りは人との出会いを生み出し、地域の魅力について考える場を提供し、できあがった映画は世界にむけて三島の魅力を発信するツールになります。
 
--スタート時点で「みしまびと」メンバーは何名でしたか?
 
河田さん:4名くらいですね。
 
--現在では500名以上の方がメンバー登録されているそうですが、どのように集まったのでしょうか?
 
河田さん:「映画作りをして街を活性化しよう!」と知り合いに声をかけていましたが、そんなにすぐに人は集まらなかったですね。岐阜県の市民グループが中心となって制作した映画に「ふるさとがえり※」という作品があるのですが、それを私たちの映画制作のお手本にしていました。まずはその「ふるさとがえり」の上映会という名目で人を集めました。
 
※映画「ふるさとがえり」
岐阜県恵那市の市民グループを中心に制作された映画。
平成16年10月、岐阜県恵那市と岩村町、山岡町、明智町、串原村、上矢作町が合併して新恵那市が誕生。合併により、形の上では一つになっても地域や心の交流はなかなか進まない。そこで市民グループを中心に、人々の融和を目指した「映画制作によるまちづくりプロジェクト」を始める。この映画制作に関わった市民は数千人にのぼる。

 
河田さん:2014年7月の「ふるさとがえり」上映会を「みしまびと映画制作プロジェクト」のキックオフと位置づけ、「三島でもこういう映画を作っていきます!」という宣言をしました。その時に200名ほどの方々に集まっていただきました。
「みしまびと映画制作プロジェクト」キックオフ
「みしまびと映画制作プロジェクト」キックオフ
河田さん:当初は「地域の未来を作る活動をしよう」という堅苦しい言葉で人集めをしていたんです。でもその声掛けじゃ15,6人しか集まらなくて…。だから「映画作りおもしろいよ」という呼びかけに方向転換したんです。その過程で、この人集めに苦しんでいるところも含めて今の様子をショートフィルムにしてはどうかという案が出たんです。ショートフィルム作りのプロセスを通してたくさんの人を巻き込むことができるんじゃないかって。そこでできたのが「みしまびとプロジェクト予告編~いざ出陣の巻~」というショートフィルムで、220名もの方々に参加していただきました。
 
--そのショートフィルム制作をきっかけに宮澤さんは参加されたんですよね?
 
宮澤 友和さん NPO法人みしまびと 上映チームリーダー(以下、宮澤さん):僕はだまされてみしまびとのメンバーになった様なものですよ(笑)「制作に人手が必要だから手伝ってくれ」と呼ばれて行ってみたら、実はお手伝いではなくて出演者のオーディションだった!みたいな。他のみなさんも、結構そうやって集められたみたいですけど…(笑)
宮澤 友和さん NPO法人みしまびと 上映チームリーダー
宮澤 友和さん NPO法人みしまびと 上映チームリーダー
河田さん:脚本が決まってもエキストラやスタッフが全然足りなくて。だから徹底的に知り合いに電話して勧誘しましたよ(笑)
 
宮澤さん:正直、当初は「みしまびと」のことをあまりよく理解しないままお手伝いを始めてしまいました。いきなり呼び出されたし、オーディションには結局落ちたし(笑)撮影の裏方の仕事って大変なんですよ。最初の仕事は撮影のために通行している車を止めることでした。早朝の大社前でインカム渡されて、さぁやってって。でも完成して上映された作品を観た時、あの時に自分が関わった作品が出来上がったんだという感動と喜びがありましたね。
撮影風景 交通整理
撮影風景
「みしまびとがコミュニティーを広げてくれました」 宮澤さん
--「みしまびと」の魅力は?
 
宮澤さん:今では「みしまびと」の活動は楽しいですよ!メンバーが親しみやすくていい人ばかりなんです。初対面でも良くしてくれるし、コミュニティーが広がりましたね。今までお付き合いがなかった人たちと友達になれたし、出会いの場としてすごく魅力的です。
 
河田さん:映画を作ることって、楽しいだけじゃなくて大変で理不尽なこともたくさんあるんですよ。天気待ちをしたり、人や車を止めたり、人に頭を下げたり…。イライラすることがたくさん。でも作品を作ってよかったなと思ったのは、短い制作期間の間に苦労をみんなで共有できて一瞬で距離が近づいたこと。苦労のその先に作品という楽しみや喜びがある。後になって「あのときこういうことがあって大変だったよね」ということをみんなで語り合えるんです。そうやって完成した映画が「惑う After the Rain」です。
 
--國原さんが「みしまびと」に参加されたタイミングは?
 
國原 優子さん NPO法人みしまびと つながるプロジェクトチームリーダー(以下、國原さん):私もオーディションに呼ばれて行きました。オーディションには落ちたんですけど、人手が足りないからということで正式なメンバーになりました。
「レッドカーペットを歩けたことは人生の宝物です」 國原さん
國原さん:お誘いを受けたときに聞いたのは「映画作りをやればレッドカーペットを歩けるかもしれないよ!」ということばでした。街づくりがテーマだなんて聞いてませんでした(笑)レッドカーペットを歩く…、大人がそういう夢を見るのも楽しいかなって思ったんです。そしてその夢が昨年11月のハノイ国際映画祭で叶ったんです!人生の宝物になる経験でした。歩いているうちにだんだんその気になって、手までふっちゃいました(笑)
レッドカーペット國原さん
レッドカーペット
レッドカーペット河田さん
映画「惑う After the Rain」はハノイ国際映画祭コンペ部門で作品賞の最終ノミネート5作品のうちの一つに選ばれました。世界43ヶ国から146作品がエントリーした中での快挙。
--映画本編「惑う After the Rain」の制作についてお聞かせください。
 
河田さん:「ふるさとがえり」上映会でのキックオフ後にはまず、脚本家の栗山宗大さんとの座談会を開催しました。三島の良さや三島の未来像などを気軽に話し合い、それをシナリオ制作に活かしました。その後、映画作りを体験する「1日映画制作ワークショップ」を開催したりして、徐々にみなさんへの認知を広げていきました。
 
宮澤さん:2015年5月に開催した公開オーディションには地元の方たちだけでなく、本気で役者をやっているプロの方、劇団員の方、東京の方にもお越しいただきました。エキストラは地元の一般の方々にお願いして、出演者は全部で200名くらいでした。
 
國原さん:映画制作は朝の食事作りから始まります。朝6時半くらいから各家庭で作ったものを現場に届けるところからスタート。お昼は地元の女性たちとかみしまびとメンバーのキッチン班の人たちが集まって作ってくれました。何十人分も…すごいですよね。
キッチン班
キッチン班 集合
河田さん:映画作りの資金は企業や個人の方からの協賛です。資金集めには苦労しましたね。撮影が始まってからも、ロケの合間に資金集めに奔走。資金集め → 夏のロケ → 資金集め → 冬のロケ・クランクアップ → 資金集め…。大変でしたけど、そこでは地域の重鎮の方々が協力してくれました。「若いやつらががんばっているから応援してやるか」と色々な企業にアポイントを取ってくれて。本当に先輩方に助けられました。
「アメーバみたいに一つになれる人間関係」 國原さん
--みしまびとの活動で得られたものは?
 
國原さん:色々な企業を訪問して自分たちの想いを相手に伝えようと必死に説明していると、だんだんと自分のやっていることに確信・自信が持てるようになってくるんですよ。大変でしたけど、それはすごくよい経験だったなと思います。
それから、人との新たな関わりを築くことができましたね。私の仕事は化粧品の代理店業なんですけど、お客様との触れ合いもあるし、口コミで新しい方を紹介していただくこともあるし、元々出会い自体は結構多い方だと思っていました。でも「みしまびと」の中での人との関わり方ってまた違うんですよね。色々な立場、役割の人がいるんです。経営者、仕事を引退した人、主婦、若い人。色々な人が集まっているのに、共通の価値観や目指しているものがあって一つになれる。アメーバみたいに動きが自由で、かたまらなくて、偏らなくて。
國原 優子さん NPO法人みしまびと つながるプロジェクトチームリーダー
國原 優子さん NPO法人みしまびと つながるプロジェクトチームリーダー
宮澤さん:「みしまびと」には「WELCOME」「FLAT」「POSITIVE」という3信条があるんです。「みしまびと」では平等に意見を聞いてもらえて、気楽に世代を超えてチャレンジできる。ここだけの話、はじめの頃は優子さん(國原さん)のことが苦手でしたからね(笑)でも、これまでだったら絶対に友達にならないと思っていた人と映画作りを通して仲良くなれました。映画作りを通して、その人の人間性を理解できたことがよかったと思っています。
「街づくりに大事なこと=人が育つこと」河田さん
河田さん:普通に仕事していると出会えない人と出会って、そういう人たちの価値観に触れられてすごく勉強になりました。街づくりにとって大事なことって、多様性の中で人がチャレンジして育つこと。そういうことが自分の中で発見できました。
 
--映画作りを通して「みしまびと」の目標である「地域の未来をつくる人をつくる」ということは達成されましたか?
 
宮澤さん:まだ達成はしていないですね。スタートしたばかりだと思います。今は映画作りを通して人が集まったという段階。これからその人たちとこれから集まってくる人たちと何をしていくか、考えているところです。まだ『「みしまびと」は始まったばかり』です。
 
--「みしまびと」に興味を持ってくださった方へのメッセージをお願いします。
 
河田さん:自分の知っている人、知っている場所が登場するかもしれないので、映画をまず見てほしいですね。プロジェクトへの関わり方は人それぞれでいいと思うんです。組織運営に携わるのかプロジェクトに関わるのか。具合も色々で。どっぷり参加してもらっても、自分の都合がつく日だけ参加してもらってもOKです。
「みしまびと」の次のステップとして、我々だけではなく地域の人が参加できる拠点のようなものを作りたいと思っているところです。でも今はそれ以前の、やらなきゃいけないことに追われていて…。本来の「みしまびと」は地域の課題に純粋に向き合える組織のはずなんですが、周囲の期待値が大きくなってうまく動けなくなっている状態です。やりたくてもがいているところ。でも、メンバーと一緒に必ず次のステップに進めると信じています!
 
 
自分たちで作り、自分たちで運営し、自分たちで育てていく。
「みしまびと」は地域の魅力を発掘し世界に発信する「街づくり」だけでなく、人々との交流や「人づくり」に役立つ成長の場を提供しているチームです。みなさんもそんなチームの一員、「みしまびと」になってみてはいかがですか?

オリジナルジャンパーには「みしまびと」の3信条「WELCOME」「FLAT」「POSITIVE」が。
オリジナルジャンパーには「みしまびと」の3信条「WELCOME」「FLAT」「POSITIVE」が。
惑う After the Rain
画像
映画「惑う After the Rain」
2017年1月21より全国順次ロードショー。
公開劇場情報はこちら。 http://madou.jp/
エルスリーのトレーナーLloydも出演!


NPO法人みしまびと
https://www.mishimabito.com/

河田 亮一さん NPO法人みしまびと 事務局長 國原 優子さん NPO法人みしまびと つながるプロジェクトチームリーダー 宮澤 友和さん NPO法人みしまびと 運営スタッフ


(写真左より)
NPO法人みしまびと
河田 亮一さん 事務局長

國原 優子さん つながるプロジェクトチームリーダー
宮澤 友和さん 上映チームリーダー

取材・文=塩道 美樹 / 写真=モロイ・ジェームズ、NPO法人みしまびと

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