三島について、故郷カナダについて…Jimの目を通して、Jimの言葉で綴っていきます。
今回は、三島市国際交流協会(MIRA)の広報誌「MIRA通信」に連載中のエッセイ「JIMのみしまものがたり」第四回(No.93に掲載)をご紹介します。
“毎日旅をして、旅を住処とする”―松尾芭蕉
「旅」以上に私をわくわくさせるものはあるでしょうか。人生で欠かすことができないものというのは実際には多くありませんが、食べること、住むこと、人と人とのつながり、これらと同じように「旅」も私たちが生きていく上で欠かすことのできない経験の一つだと思います。
旅への憧れや欲求は誰もが心のどこかに持っています。そして今や、誰もが簡単に安全に旅することができる時代になりました。最新の統計によると、毎月100万人以上の日本人が海外を訪問しています。なぜ私たちは旅へ出るのでしょうか?その理由は、私たちがみな「旅があなたとあなたの人生を豊かにする」ことを知っているからではないでしょうか。今回は旅で得られる3つの事をお話します。
- 旅は自信になる
一度日本を出たらあなたは一人です。飛行機へ乗り、知らない街を歩き、道に迷ったら見知らぬ人に助けを求めなければならないかもしれません。こうした経験から得る達成感は、人生で様々な困難に直面した時に、自分を信じてそれを乗り越える力と自信につながります。
- 旅は人を柔軟にする
旅にトラブルはつきものです。予想外の出来事にその場で対応しなければならないこともあるでしょう。様々な状況に順応することは、人生において非常に大切なスキルです。24時間営業のサービスも、おもてなしの接客も、日本を出てみて初めてそれが当たり前ではないことに気がつきます。英語で“when life gives you lemons, make lemonade.”と言葉がありますが、逆境や困難の中でどのようにして状況を好転させるか。旅も人生も、あなた次第です。
- 旅が人間をおもしろくする
旅をする人は会話や人付き合いが上手です。旅行中の経験は無限の会話の種となり、そして多くの場合そういった話は人々の心をつかみます。旅はあなたの考え方や会話の幅を広げるきっかけとなります。
昨年の5/31~6/7、MIRAのパサデナツアーがありました。今回パサデナに訪れた人たちは、間違いなく私の話に共感してくれると思います。旅は人生の最も素晴らしい報酬の一つです。さてあなたは次、どこへ旅に出ますか?
※ 三島市国際交流協会(MIRA)
MIRA = Mishima International Relations Association。
三島市民と外国の人々との友好親善をテーマに、さまざまな交流を通じ国際化時代にふさわしい三島市のまちづくり人づくりに貢献することを目的に、活動しています。
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