三島について、故郷カナダについて…Jimの目を通して、Jimの言葉で綴っていきます。
今回は、三島市国際交流協会(MIRA)の広報誌「MIRA通信」に連載中のエッセイ「JIMのみしまものがたり」第15回(No.104に掲載)をご紹介します。
この町は歩いて見て回ることを意識してデザインされているのだなと思ったことを覚えています。曲がりくねった道、さらさらと流れる小川、どこからか漂ってくる甘い醤油ダレと焼いたウナギの美味しそうな匂い…そのすべてが、ゆったりした散歩における最高の体験となっています。
私はそんな心の中の思い出と共に、冬休みにカナダから遊びに来ていた二人のいとこのために、完璧な三島ウォーキングツアーを計画しました。
東京で待ち合わせた後、新幹線で三島にやって来たのですが、それ自体が三島の町の素晴らしいイントロダクションになりました。到着後はすぐに菰池公園まで歩いていきました。町にいくつかある、湧水の水源の一つを見るためです。そこから桜川に沿って白滝公園を抜け、楽寿園の西にある石畳の小浜通りから、魅惑的な散歩ができる源兵衛川へと向かいました。
源兵衛川の流れに沿って飛び石の上を歩きながら、いとこが立ち止まってこんなことを言いました。「三島の町を歩くのって、ひとつの大きくて美しい庭園を歩いているみたい!」と。
「庭園の町」ということば、私たちの「水の町」三島にぴったりだと思いませんか?
梅花藻の脇を通り、佐野美術館の庭園を通り抜け、頭のすぐ上の高架を通過する電車が見られる田町駅へ向かい、私たちの目的地である三嶋大社へ。左足から最初の鳥居をくぐり、石畳の参道を通って本殿に向かいました。いとこは笑顔で私を振り返って「こんなに美しい町だなんて想像していなかったよ」と言いました。
いとこたちが宿泊するホテルに到着して三島ウォーキングは終了したのですが、いとこたちは三島のことをもっと知りたいと、なんと1泊滞在の予定を5泊に延長することにしたのです。
あなたが三島を誰かに案内するとき、どこに行って何をしようかと考えるときには、このルートで回ることを強くおすすめします!そして、そういった機会があるときにはぜひ私にも教えてください!
MIRA = Mishima International Relations Association。
三島市民と外国の人々との友好親善をテーマに、さまざまな交流を通じ国際化時代にふさわしい三島市のまちづくり人づくりに貢献することを目的に、活動しています。
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