三島について、故郷カナダについて…Jimの目を通して、Jimの言葉で綴っていきます。
今回は、三島市国際交流協会(MIRA)の広報誌「MIRA通信」に連載中のエッセイ「JIMのみしまものがたり」第14回(No.103に掲載)をご紹介します。
この「JIMのみしまものがたり」をご覧になっているみなさんに、お願いがあります。
読み進める前に、私たちのこの三島のまちについて、少し考えてみてくれませんか?
あなたの頭に最初に浮かんだものは何ですか?
自分の家、家族、学校を思い浮かべた人がいるかもしれませんね。三嶋大社や、私たちの足元からブクブクと湧いている富士山からの湧水を思い浮かべた人もいるでしょう。緑が美しい小道があり、大きく成長した雄大な木々に囲まれた楽寿園を思い浮かべた人もいるかもしれません。
この文章を書く前に、同じ質問を私の周りの友人たちにもしてみました。そこでは出てこなかった回答で、私の頭の中にあったもの。それは野生動物についてです。
幸運なことに、この三島の森にいると、そんな森の友人たちと簡単に出会うことができます。
まず、三島には様々な種類の鳥たちがいます。桜川や源兵衛川に沿って歩いていると、たくさん目にすることができます。カワセミ (kingfisher)、コサギ (little egret)、アオサギ (gray heron)、カルガモ (spotted-billed duck)、そして夕暮れになると集まってくるムクドリ(starling)の大群。
タヌキ (raccoon dog) やハクビシン (masked palm civet) といった夜にしか出会えない夜行性の動物もいます。私の友人が夜ベランダに出た時、ハクビシンが地上から数メートルの電線の上をスルスルと歩いているのを見たという話も聞きました。ハクビシンは驚いて足を滑らせ、前足だけでぶら下がっていましたが、すぐに体勢を立て直したそうです。
私自身は見たことがないのですが、三島の「らっきー」というニホンザル (Japanese macaque) のことをみなさんも覚えているでしょう。彼は「おさるのジョージ or Curious George」みたいにとても好奇心旺盛で、自分自身の目で三島のまちを見てみたかったのでしょうね。イノシシ (wild boar) については言うまでもなく、その足跡やエサを採るために地面を掘り返した跡はいたるところで見ることができます。
今は冬の青空が続く季節です。ぜひ外に出かけて、私たちの周りにいる野生動物たちと触れ合ってみませんか。そこでお会いしましょう!
※三島市国際交流協会(MIRA)
MIRA = Mishima International Relations Association。
三島市民と外国の人々との友好親善をテーマに、さまざまな交流を通じ国際化時代にふさわしい三島市のまちづくり人づくりに貢献することを目的に、活動しています。
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