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Interview | 平賀 亜紀さん

6/29/2015

 
シークレットパティシエとして私にしかできないお仕事を Kiacake and dessert 平賀亜紀
シークレットパティシエとは? 亜紀さんの「子連れお仕事術」 ふわふわとした、柔軟な生き方。
お気に入りのマーサ・スチュワートの本お気に入りのマーサ・スチュワートの本
――「シークレットパティシエ」とはどういったお仕事ですか?

スイーツに関するコンサルティングが主なお仕事です。レストランや居酒屋さんで出すスイーツにアイデアをご提案させてもらったり、お店とコラボレーションして新しいスイーツを作ったり、困ったことがあったら駆けつけたり。「シークレットパティシエ」という名前は、お仕事でアドバイスをいただいたビズホープ※の寺田望さんにつけてもらいました。こういうスイーツのコンサルティングは亜紀さんにしかできないことだから、売りにしていった方がいいと言っていただいたのがはじまりです。私のことを知らない人からは「シークレットパティシエって何それ?」って笑われちゃったりすることもあるんですけど(笑)お仕事の内容をお話していくうちに納得してもらえますね。

※静岡県内初、子連れOKのシェアオフィス「コトリスラボ」の運営や女性起業家の支援を行う。
株式会社ビズホープ
http://www.bizhope2012.net/


――最近はオリジナルでアルファベットクッキーも作られていますね。

これはいつかやりたいなと前々から思っていたことなんです。A~Z全て違う味で作っています。
A…almond アーモンド
B…basil バジル
C…cinnamon シナモン
D…date デーツ
という風に。ひとつひとつ台紙も手作りしていて、今はHP・Facebookなどからオーダー受付中です。クッキーをつなげて、メッセージのガーランドにもできるんですよ。

ひとつひとつ丁寧に手作りされた、アルファベットクッキー。
ひとつひとつ丁寧に手作りされた、アルファベットクッキー。
――大切な方へのメッセージにいいですね!

味にもこだわっていて、甘いものがあったりチーズベースでワインに合うものがあったり、大人が楽しめるクッキーを目指しました。

――現在、他に進めていらっしゃるお仕事は?

日本ウーマンシェフ・パティシエ協会※を立ち上げました。そこのメンバーと一緒に富士の古民家で月1回、「かふぇ梅屋敷」を開いています。一人で動くよりも幅が広がり、それぞれの得意分野を活かした楽しいイベントとなっています。今では近隣の農家さんから引き合いをいただいたり、企業から食材を提供していただいたり、すごく順調に進んでいます。これからも楽しく活動していきたいですね。

※フリーランスで活躍する女性料理人やパティシエ、ブーランジェリー、板前などが連携を組み、女性ならではの食のプロの視点から、行政や大企業からの仕事を受注、またスキルアップのための勉強会等を実施する。
かふぇ梅屋敷
https://www.facebook.com/cafeumeyashiki.nwcp?fref=ts


――亜紀さんのお仕事を拝見していると、楽しいことを探して進んでいるように見えるのですが。


別に探しているわけではないんですけど、楽しいことが自然と目に入っちゃうんです。独立して仕事をやり始めてからは、そうかもしれませんね。企業の中で仕事をしていたときは、協調すること・輪の中でいかに力を発揮できるかを考えていました。それは自分にとってあまり向いていなかったかもしれないですが。仕事ってそういうものかなってずっと思ってました。でも、自分でやり始めると何でも自分の好きなようにできますね。そこからは自分が楽しいと思うことしかやってません(笑)今の仕事に関しては、与えられたものをひとつひとつ大事にこなしていくことが、今の形を作っていった感じですね。
亜紀さんのアトリエにて。
亜紀さんのアトリエにて。
――独立してお仕事をされていて、不安になることはありますか?

今はもう割り切ってますけど、ほんの1年くらい前まではすっごく不安でしたね。「お金…お金…お金を稼ぐには…」ってずっと言ってました。

――その不安が吹っ切れたきっかけというのは?

「私は何も持たずに生きています」っていう、外国のおばあさんの記事をインターネットか何かで読んだんです。言われてみればその通りだなと思って。例え一文無しになっても、食べるものくらいあるだろうし、住むところだって何とかなるだろうし。ずっと不安と恐怖を抱えて生きていかなくてもいいんじゃないかって。 それをきっかけに、不安なことを「まぁいっか」って思えるようになりましたね。ほんの1年前まで不安でいっぱいだったんですけど、周りの方々に助けられてここまできました。

――今の亜紀さんの笑顔を見ていると、自然と人が集まって来る方なのだなと思います。

前は全然そんなことなかったんですよ。昔、レストランやケーキ屋さんで働いていた頃は「仕事中いつも怒ってるよね」と周りから言われていたし、自分に余裕がなかったんです。世の中の人みんな敵だと思ってましたから(笑)
そんなピリピリムードから目が覚めたきっかけは、ほんとに小さなことだったんです。スーパーで出会ったある上品なおばさまに、何かのきっかけで「あら、どうもありがと~」って声をかけられたんです。見知らぬ人にそういう優しい声かけをされたことってあまりなくて、すごくびっくりしたんです。毎日毎日、何かに怒って過ごしていたけど、一瞬心が解けた感じがしましたね。私にとってはそんな小さな出来事が大きな衝撃だったんです。
人との関わり方は「コミュニケーションとろう!とらなきゃ!」って自分を奮い立たせているわけではなくて、会いたいなと思う人とだけ会うという感じです。コミュニケーションのとり方で心がけていることっていうのも全然ないです。それでも今は「亜紀ちゃん明るくなったね」と言ってもらえます。10年前とかは、今以上に色々な方に迷惑をかけていたと思います(笑)
――今、毎日ピリピリして悩んでいる人がいたら、何かアドバイスはありますか?

そういう人って表情見たらわかりますよね。この人、今はまっちゃってるな…って。そういう時は一言「そんなにがんばらなくていいよ」と言いたいです。よく言われることですけど「そのままの自分でいいよ」って。私もその言葉の意味がよくわからなかったんですけど、最近は徐々にわかってきた気がします。今もまだ、やりたいことをすべてやり尽くしたわけではないのですが、目の前は明るくなってきましたね。別にがんばり過ぎなくてもいいんだなって。気負わず、人と比べず。私も自分と人を比べちゃうタイプなんですけど、自分が落ち込んでいる時こそ、そういうものを目に入れないようにすることですね。

――以前、エルスリーのイベントでスイーツのケータリングをお願いしたことがありました。その時に娘さんと一緒に作業に来られていましたが、お子さんと一緒にお仕事をされることはよくあるんでしょうか?

うちは旦那さんが単身赴任中なんです。実家はすぐ近くにあって、父親は私が働くことに理解をしてくれているんですけど、昔ながらの考えの母親は、子どもが小さいのに働くことに賛成ではなくて。母親に娘を見てもらうようお願いしても、あまりいい顔してくれないんです…。だから、お願いするくらいなら連れて行く方が気が楽だと思っていて (笑)
エルスリー創立2周年記念パーティ。 エルスリーの
エルスリー創立2周年記念パーティ。 エルスリーの"L"をテーマに、マカロンには"Love","Learn"...などの文字が。
――娘さんも近くでお母さんのお仕事が見れていいですね。いろんな人と会うことで社交性も身に付きそうで。

でもダメなときも結構ありますよ。わーって泣いちゃって、みんなの前で「うるさーい!」って怒らざるを得ないときもあるし。良し悪しですね。

――お客様の方から「お子さん連れはちょっと…」と言われることはありますか?


お客様もお子さんを連れてこられるイベントに呼ばれることが多いので、そういうことはあまりないですね。外国だと女性で子連れの議員さんがいたりするし、 日本でももっと子連れでお仕事してもいいのかなと思います。周りにも子どもを預けられる所がなくて、それで働けないって悩んでいる人がたくさんいます。
まずは1回、子どもを連れて仕事場に行ってみる。やってみてダメだったら、それはそれでしょうがない(笑)
娘さんの礼彩(れあ)ちゃんと。娘さんの礼彩(れあ)ちゃんと。
――これから子連れでお仕事してみようと思っている方へ、亜紀さんのご経験から何かメッセージをいただけますか?

最初に「今日はすみません」ってお断りしておくと、結構大丈夫なものですよ。もちろん子連れではちょっと…という雰囲気で連れていけない所もあるんですけどね。周りに預けられる人がいなくて、でもどうしても自分は仕事に行かなきゃいけないとき、まずは試しに連れて行ってみることが大事だと思います。
去年の秋ぐらいから沼津のイタリアンレストランで助っ人としてお仕事することもあるのですが、娘を連れて出勤したことがあります。厨房には危ないものも多いし、本当は子どもが入るのは厳禁なんですけど、子どもを見てくれる人がいなくてどうしょうもない時があって。「すみません、今日だけ…」って言って連れて行きました。実はそこから何回も連れて行ってるんですけど(笑)
もちろん仕事によっては「悪いけど、子連れは遠慮して」って言われることもありますよね。でも1回、試しに子連れで行ってみればいいと思うんです。やってみてダメだったらそれはそれでしょうがない!ってことで。連れて行ってみると、意外とみなさん子ども好きだったりしますよ。遊び用のテーブルを用意してくれたり、子どもにジュースまで出してくれたりしたこともありました。こういう方たちに本当にいつもお世話になっています。

――みなさん笑顔になりますよね。子どもさんや赤ちゃんがいると。

子どもって空気を変えてくれますよね。話し合いのときに騒がれると邪魔なんですけど、それぞれが自由に仕事できるような場とか、静かにしないといけないような仕事じゃなければ「今日だけはすみません」って言って勇気を出してみるのもいいかもしれないですね。そういう雰囲気がもっと広がっていけば、子育てが大変だって言う人も減るかもしれないですね。

――ところで、お菓子・スイーツというと、フランスが思い浮かぶんですが。


フランスは行ってみたい国ですけど、私はそこまでフランス菓子にこだわりはないんです。カラフルでアメリカンなお菓子とか結構好きです。ただ、前に外資系のレストランで働いていた時はシェフがフランス人だったり留学生が来ていたり、フランス人と関わることもありましたね。日本語が話せないそのシェフとは、ちょっと勉強したフランス語と英語を交えて苦労しながら会話していました。毎日毎日言葉の壁との戦いで、ほんとに「言葉って大事!」って思いましたね。言葉が話せたら全然違っただろうし、苦労しなかったんだろうな~(笑)

変なこだわりは持たず、柔軟に。
――亜紀さんは変なこだわりがなくて、いい意味でふわふわしてますね(笑)

今私はパティシエとしてお仕事をさせてもらっているんですけど、たまたま作るものがお菓子なだけで、それがお菓子じゃなくてもよかったなとは思っているんです。クリエイティブで手に職があることなら何でもいいなって。確かに変なこだわりはないですね。
例えば、お菓子作りを勉強している人の中には「お菓子って、粉と砂糖と卵とバターでできてるものでしょ」って決めつけている人もいるんです。私もちょっと前 まではそうでした。だから、ロースイーツ(バターや砂糖、火を使わず作るお菓子)の存在を知ったときは驚きましたね。火を使わなくてもお菓子ができちゃうんだって。
お菓子作りの世界をちょっと遠巻きから見てみたとき、その道のプロフェッショナルたちって「普通のお菓子」と「ロースイーツ」っていうふうに、線引きをしちゃってどちらか寄りになる人が多いんですよ。まるっきり違う世界みたいに。どちらかに強くこだわるんじゃなくて、両方から良いところ を取り入れたらいいのに…。私は柔軟にそういうことが出来る人でいたいなって思うし、それぐらいしかできないんです。でもそれが私だから、そういう姿勢でこれからもやっていきたいなって思っています。

5 Questions

  1. 好きな本

    マーサ・スチュワート(Martha Stewart)がすごく好きで、お菓子の仕事を始めた頃からこの人の本を買い始めました。このクッキーの本もすごくセレクトが素敵なんですよ。(※上部、写真参照)

  2. 好きな音楽

    ロックステディというジャンルのレゲエが大好きで、昔からよく聞いています。最近はイングリッド・マイケルソン(Ingrid Michaelson)もお気に入りで聞いています。子どもがいるときにはきゃりーぱみゅぱみゅも聞きますよ(笑)

  3. 今のお仕事に就いていなかったら何をしていましたか?

    お菓子の仕事をする前は洋服の美術短大に行っていたので、洋服の仕事をしていたかもしれないですね。

  4. アイデアが浮かぶ場所・リラックスできる場所は?

    アイデアは人と話しているときにパッと浮かびますね。例えばシークレットパティシエのお仕事で最初にお客様にお会いしたとき、パパパッとアイデアが出てくるんです。もちろんちゃんと下調べもして、事前に考えては行くんですけどね(笑)
    アイデアはいつも突然ひらめくのですが、普段は様々なお客様のご提案、レッスンなどについて同時進行で全く別々の事を準備していくので、常に頭はフル回転させています。リラックスできるのはお布団の中と車の中。一人でいられる場所ですね。

  5. 過去の自分・未来の自分へのメッセージは?

    過去の自分にアドバイスとかはないですね。いろいろ苦労はありましたけど、それは通らないといけない道だったんだと思います。それがあるから、今のありがたさが身に染みるんです。未来の自分にはどれだけ自分の好きなことを狭められたかを聞いてみたいですね。人間って、好きなものを食べて好きなものを見て暮らすのが幸せじゃないでしょうか。断捨離みたいに不要なものを手放して、好きなものに絞った方が幸せになれる気がするんです。
Kiacake and dessert 平賀亜紀さん
Aki Hiraga
平賀 亜紀さん


Kiacake and dessert シークレットパティシエ、フードコーディネーター。
1976年、静岡県沼津市生まれ。
製菓学校卒業後、都内有名パティスリーやレストランなどでパティシエとして勤務。
2011年、出産を機にKIACAKEを始動。
手作りスイーツのおいしさを広めるため「ケーキ手作り教室」など誰でも気軽に参加できるイベントを主催。

Kiacake and dessert
http://kiacake.com
https://www.facebook.com/Kiacake.dessert
インタビュー・文=塩道 美樹 / 写真=モロイ・ジェームズ、Kiacake and dessert
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ふじのくに たろう
7/1/2015 09:33:23 am

大変読み応えのあるインタビューでした。
才能のある女性たちが、結婚・出産・育児を機に家庭内に閉じこもることなく、いろいろな場で活躍されることを期待します。
「子連れ"狼"」ならぬ、「子連れ"ママ"」で頑張ってください。

Miki
7/2/2015 03:37:17 am

ふじのくに たろう様

コメントありがとうございます。
「子連れ"狼"」ならぬ「子連れ"ママ"」、いいですね!
将来は「子連れ"パパ"」も出現するかも・・・!?


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